こたつの中、触れ合う足に、緩くなった理性がさらに緩まる。
このまま押し倒してしまいたい衝動に駆られたけれど、なけなしの理性がそれを押しとどめてくれた。
せめてもと青子の無防備に放り出している足をくすぐれば、嬌声があがる。

「快斗ぉ、くすぐったいってぇ」

抗議の言葉は甘えているようにしか聞こえない。
拒絶していないように思えるのは、俺が酔っているからの思い込みではないと思う。
ためしにと、 太ももへ、さらに尻へと指を滑らせた。

「ん、もう、ダメだってぇ・・・」

酔っている青子には抵抗する力はなく、俺の手を押しとどめるべく添えた手は、俺の手のひらを愛撫しているようにしか感じられない。
ぞくり、と手のひらから快感がのぼってきて、俺の理性もその濁流に押し流されていった。
抵抗する青子を抱きこみ、そのまま押し倒す。
本格的にスカートの中に手を差しいれ、太ももと尻の感触を堪能すれば、青子からは甘い声があがった。

「ん・・・ちょ・・・快斗」
「青子・・・すっげえ・・・」
「もう、バかい・・・と・・・」

途切れる青子の声。
その後、聞こえてきたのは、明らかに寝息だった。

 


朝です