風邪をひいた日



小春日和の休日。
俺は部屋でぼんやり天井を眺めていた。

体温38.5度

めったに風邪なんてひかないのに。





「・・・コナン君、寝てる?」
「ううん。起きてるよ、蘭ねーちゃん」
「お昼も食欲なかったみたいだから、よかったらこれ。」

そういって差し出された、少し黄色みがかった飲み物。
あれ、これって・・・?

「風邪には玉子酒って言うけど、コナン君にはまだ早いかなって思って。これ、新一のおば様に教えてもらったんだよ?」


あまり料理が得意とはいえなかったおふくろが、風邪をひくと必ず作ってくれた、なつかしい甘い香りのする飲み物。

今日だけは、本当に子供の頃に戻った気分がした。


2004/12/26



ホットカスタード(2杯分。自分も飲むため/笑)

牛乳:1と2/1カップ 卵:1個 さとう:大さじ2 かたくり粉:大さじ1 水:大さじ1 バニラエッセンス

1:かたくり粉と水を混ぜる。ここでダマを作ると、できあがりがなめらかになりません。
2:卵に砂糖を加えて混ぜる。ここもできれば泡だて器でしっかり。なめらかにしたい場合は、
  茶碗蒸しつくる時みたいに茶漉しで一回こすといいかも。そして1を加える。
3:なべに牛乳を入れて沸騰直前(ナベの周囲にぷちぷち泡できるくらい)になったら
  2に加えて木べらなどでよく混ぜる。まちがっても、なべに入れてはダメです(失敗した人 笑)
  少しずつ混ぜながら加えましょう。
4:3をなべに戻して中火にかけてとろりとするまで煮る。
  (時間かかるけど、弱火の方が失敗しにくいです。時々かきまぜましょう。)
  バニラエッセンスを加えて出来上がり。

ちなみに、うちの実家では、風邪をひくと有無を言わせずチチ特製の薬焼酎でした。
翌日にはのどの痛みなんかスッキリしてるので効き目は抜群なのですが、もうスゴイ味!毒!!毒!!!
でも、今になって思えば、のどの痛みが取れたのはアルコールでのどを焼いてたからなんじゃ・・・。


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